ボルドーでは新しい千年紀最初の収穫が、天気がよく夏を思わせるような暑さのもと、9月初旬から始まり順調に終了した。
2001年の収穫量は2000年に比べやや減少している(約680万ヘクトリットル)。その主な理由は2つあり、天候と、生産者による収穫量の管理である。正確な収穫量は、2002年初頭、全ての町から提出される収穫量の報告を待ってからはっきりする。品質は去年よりばらつきはあるものの、すばらしいと予想されている。
ワインの製造における重要なポイントといえば「気候」と「土壌」、そして「人」…が決まり文句である。収穫の質を決めるのは生産者の1年間に及ぶ努力であり、その質を守るためには熟したぶどうの収穫、完璧な衛生状態、そしてもっとも大切な収穫量の管理、この3つの要因が必要とされる。収穫されたぶどうはその後、醸造所へとバトンタッチ。醸造ならびにアッサンブラージュにより、完璧なヴィンテージのワインになるといわれている。
今年の天気は非常に変わっていた。冬と初春は信じられないほど暖かいうえ湿度が高く、5〜6月は乾燥して天気がよかった。7〜8月は湿度が高い日が2週間ほど続くと、晴れた日が2週間続くといった天候が交互に訪れた。最初の収穫は完璧な条件のもと、白ワイン用品種が9月7日、赤ワイン用品種が9月20日に始まった。
- 8月
"8月が果汁を作る"ということわざは、8月20日から実証された。いくつかの赤ワインや辛口白ワイン用品種についたボツリティス菌は、非常に恵まれた天候のおかげで消滅した。記録をたどると、25度以上が8日、30度以上が8日あった。
- 9月
やや涼しく、晴天が続いたのは186時間(通常207時間)。平均気温は16.7度で、例年より若干低めだが(−1.3度)、雨は非常に少なかった。この天候によりぶどうはゆっくりと熟し、これは特に辛口白ワインには最適な環境であった。
- 10月
晴天で、夏のような暑さだったが、赤ワイン用品種には格別の天候であった。ぶどう畑にいるより、近くの海岸へ行きたくなるほどの暑さだった。
- 辛口白ワイン
ソーヴィニョンとセミヨンは収穫時に糖度が高くポテンシャルの高さを示した。(1回目が9月7日、2回目が9月13日に始まった)ソーヴィニョンは甘みが強く、生き生きとして香りが豊かで酸もしっかりしている。セミヨンは香り高い。できたワインはフルーティーで肉厚、とても豊かでバランスの取れた、いわば非常に良い年のクラシックなワインに例えられる。
- 赤ワイン
赤ワイン用品種の中ではメルローの収穫が一番早く(9月20日から)、非常に濃い色で糖度も高く、去年より酸もしっかりしている。初回のテイスティングでフルーティーさ、繊細さが証明された。カベルネ・ソーヴィニョンの収穫は晴天の下10月1日に始まったが、リッチで豊満なストラクチャーであった。現在は発酵の最終段階である。
- 甘口白ワイン
収穫は9月末に始まり(収穫公示は9月24日)、例外的な高品質であった。生産者が待ち焦がれたポトリティス・シネレア菌は、かなり早く均一に付着したので、収穫はことのほか早く進んだ。秋は理想的な気候で(晴天、東風、夜にやや湿り気)、ぶどうは砂糖漬けのように糖度が高く香り豊かで、非常にリッチな味わいのワインを予想させている。
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